孟浩然の「春暁」という詩に「春眠暁を覚えず」という有名な一説がある。
いや本当にどういうわけか春は眠い(実際には春は眠くなる科学的根拠もあるらしいけれど、ここでは触れない)。起きるのがつらい、仕事中でも眠くなる、帰りの電車のなかでも気が付いたら船をこいでいる。なんでそんなの眠れるのだろうかと不思議なくらいだ。
だからといって簡単に眠気に捕らわれるのもシャクだし、そもそも捕らわれていてはいくら時間があっても足りない。かくしてコーヒーや紅茶などに頼るなど力技で目を覚まさせることになる。
問題はその場はいいのだが、帰宅すると一気に疲れが出てしまうこと。酷いときだと着替えも忘れて眠ってしまったことすらある。無理をすると碌なことにならない。
やることがある以上は多少の無理はするけれど、限度というものがある。やるべきことがなければ、眠いときには短時間でも寝てしまった方が体にとってはいいみたいである。